Google決算速報。売上好調も市場予測を下回り株価は6%下落。

皆さん、おはようございます!

今朝、Googleの親会社であるAlphabetが2016年1Q決算を発表しましたので、まとめてみました。

売上高は前年同期比17%増加とほぼ前四半期並みの成長率を維持しましたが、売上から提携メディアへの費用(TAC)を除いた純売上は前年同期比18%と前四半期から成長率は鈍化しています。会社側は引き続きモバイル検索広告が牽引していることに加えて、YouTubeやプログラマティック広告が好調だったことを背景として挙げておりますが、モバイル広告やプログラマティック広告のTACが相対的に高いために純売上の伸びがグロス売上に比べると伸びが弱かった模様です。決算自体は好調ですが、決算数値が市場予想に届かなかったことを受けて、引け後の株価は6%近く下落しています。

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また、会社側が公表するKPIである課金クリック数やクリック単価の推移は以下の通りで、課金クリック数はYouTubeのTrueViewの好調が寄与することで高い成長を示している一方、TrueViewの単価は想定的に単価が低いTrueViewの比率が高まることで引き続き減少傾向が続いています。

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YouTube Originalsがスタート。Google Preferredの広告主は倍増。
今回の決算電話会議においてYouTubeの視聴時間等のデータは開示されませんでしたが、YouTube Red向けオリジナルコンテンツであるYouTube Originalsがスタートし、既に6本の番組が始まっており、今年1年で15-20のオリジナル番組をスタートさせる計画とのこと。出だしの反応は良好の模様です。
またYouTubeの広告収入が好調な要因としてGoogle Preferred(YouTubeで高いエンゲージメントを見込める人気チャンネルを切り出して優良広告在庫として広告主に販売する取り組み)の寄与も挙げており、米国におけるGoogle Preferredの広告主数は前年から倍増したとのこと。

「モバイルファースト」から「AIファースト」へのシフトを加速
動画とは直接関係ありませんが、電話会議の中で今後世の中が「モバイルファースト」から「AIファースト」の世界に変わっていく点や、Googleが開発面で他社をリードしている点が強調されました。既に検索エンジンや画像検索、Google MapなどにはAIが活用されていますが、昨年末にはユーザーに変わって自動的に返信文を提案してくれるSmart Replyをスタートし、今四半期にはGoogleカレンダーにAI機能を組み入れ、例えば毎週3回走るという目標を設定すると、最適な時間帯を探してくれるといった機能が実現しているとのこと。モバイル(=GoogleやAppleのOS)を使うのがもはや当たり前になりましたが、AI機能を使うことが当たり前になると、ますますGoogleに日常生活を支配されそうですね(苦笑)。

それではまた!