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日本で有料動画配信サービスは普及するのか!?第二弾!

皆様、こんにちは!

 

前回に引き続き日本の有料放送市場を調べるにあたって、今回は衛星放送を手掛けるスカパーについて調べていきたいと思います。僕自身、衛星放送含めて有料放送に一切なじみがない人間なので、かなり基本的な内容もありますがご容赦ください。

スカパー加入に当たっては家やマンションにCS放送対応のアンテナが設置されている必要がありますが、既に設置されている場合は以下のような形で初期手数料3,240円を支払い、その後は基本料として月額421円に加えて個別チャンネルの料金、もしくはチャンネルパックの料金を支払うことで視聴できるようになります。

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(出所:スカパー!HPより)

 

 

各ジャンルに特化したチャンネルラインアップと料金体系

チャンネルパックには47チャンネルを備えた基本パック(月額3,672円)から5チャンネルを選ぶセレクト5(月額1,980円)、野球関連のチャンネルを集めたパック(月額3,980円)など様々なパックがありますが、基本パックのラインアップは以下のように様々なジャンルのチャンネルが一応網羅されている格好になっています。

 

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(出所:スカパー!HPより) 

 

月額平均単価は3,356円だが、多い人は7,000円超えも

なお、2013年度通期決算の説明会資料によると、一人あたりの月額支払金額は以下のような分布になっているようです。先週のブログで間違えてしまいましたが、スカパーの加入者から受け取る平均月額単価は直近で3,356円です。基本パックでもかなりジャンルに特化されているのですが、例えばスポーツにはJ-Sportsが含まれていなかったり、本当のファンの人には物足りず、基本パックに加えて個別チャンネルやジャンルに特化したパックを追加で契約している人もいるため、7,000円を超える月額支払金額の契約者もそれなりにいるようです。

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(出所:スカパー!HPより)

 

視聴率データ一般的に公開されていないため、どのコンテンツが人気なのかは分かりませんが、スポーツのパックが多くみられることから、やはりスポーツはコンテンツとしてニーズが高そうです。決算説明会においてもコンテンツ強化の文脈の中でスポーツ、特にスポーツの生放送に関して良く挙げられています。

 

スカパーの業績推移

ではスカパーを手掛ける株式会社スカパーJSATホールディングスの業績はどうでしょうか?下記は2009年度以降の同社の有料多チャンネル事業の業績推移をまとめたものです。新規加入件数はスマートフォン普及の影響からか累計加入者数は減少傾向となっています。一方で営業利益に関してはコンテンツ費用は戦略的に増加傾向にあるものの、その他の広告宣伝費等を効率化しているため、黒字を確保しています。

スカパーJSATホールディングスの業績の有料多チャンネル事業の業績推移

(出所:スカパーJSATホールディングスHPf:id:takaship999999:20160415000644p:plain

 

スカパーの今後の戦略

今後の戦略として引き続きコンテンツ(特に生放送や独自コンテンツの)の強化や、同社のOTTサービスであるスカパーオンデマンドの加入者拡大を挙げています。スカパーオンデマンドはスカパーの有料チャンネルに加入している人はほぼ同じものがオンラインでも視聴できるというサービスです。オンデマンドのみ加入することも可能ですが、基本的にスカパーの有料チャンネルと同じ料金体系になっています。

ただ、既存のスカパー事業とのカニバリによる悪影響を意識した料金設定のように見えます。米国の衛星放送大手のDish Networkは既存の衛星放送の月額料金よりも大幅に安い月額20ドルでOTTサービスを提供し始めましたが(ただし視聴可能なチャンネル数は全然少ない)、そこまでの思いきった価格戦略はまだとっていません。

 

ヤフーが発表したスポナビライブは月額500円でプロ野球や海外サッカーの生放送を提供するとしてます。スカパーのような有料放送に既にお金を払っている人の方が有料放送配信サービスに課金するハードルも低いと思われますので、スポナビライブがどう立ち上がるのか、またそれを受けてスカパーがどういった戦略をとるのか、今後注目です。

 

それではまた!