今後の国内動画市場まとめ Vol.6~テレビの機能進化は視聴スタイルを変えるきっかけとなるか!?

皆様、こんにちは!UUUMの渡辺です。


今日は視聴スタイルに関して考えてみたいと思います。既にスマホで動画を見るというのは定着しつつあり、今年9月に行われたニールセンの調査でもスマホユーザーの82%が動画サービスを利用しているという結果が出ています。

参考:日本とアメリカの「ビデオと映画」カテゴリの利用状況 PC vs. スマートフォン
(出所:http://www.netratings.co.jp/news_release/2015/09/Newsrelease20150929.html)

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自宅において、テレビ番組の持つアドバンテージは大きい
一方、自宅にいるときはどうでしょうか?第1回のブログでお伝えした通り、スマホを利用している分、テレビの視聴時間が減っているかというとそうでもありません。むしろメディア接触時間全体が増加しており、テレビを見ながらスマホも見ているという「ながら見」が起こっていることが読み取れます。

やはり自宅においてテレビの存在感は大きく、完全に取って代わられるというのは考えにくい状況です。私自身もテレビは良く見る方だと思いますが、必ずしもテレビの番組を見たいから見ているかというと、そうでない時も結構あったりします。そうでない時の一番の理由は単純にテレビをつける方が、スマホやPCで動画サービスを立ち上げるよりも楽だからなのかなと思います。
本当に見たい番組(私の場合「ロンドンハーツ」、「アメトーーク!」、あと今だと「下町ロケット」)は集中して見ますが、他の場合は何となく見てたり、BGM代わりにつけたりしている場面が多く、特にコンテンツにこだわりはなかったりします。

最近はテレビを持っていない若者も増えてきていますが、まだまだ日本の多くの家庭のリビングにはテレビがあり、それをリモコンのワンタッチ操作で番組を視聴できるというのがテレビ番組の優位性だと思います。

 

ソニーは今年からAndroid TVを搭載。「とりあえずテレビ」が変わる可能性。
でもそんなテレビ番組の優位性に一石を投じるテレビがソニーから今年発売されました。ソニーは2015年モデルから4Kテレビを中心とするプレミアムモデルにAndroid TVを標準搭載しています。Android TVはインターネット接続を前提とした機能が搭載されているため、こうしたテレビが増えてくることでテレビをインターネット接続で楽しむ人が増えてくるきっかけになる可能性があります。

また、より大きなポイントとして、テレビを立ち上げた時のホーム画面が以下のようになっており、左上の地上波テレビを見るアイコンとYouTube、Netflixなどの動画サービスを見るアイコンが並列に並べられています。音声認識機能を用いて、YouTube含めて見たいコンテンツを一発で呼び出すことも可能です。こうした設計であればテレビ番組を見るまでのステップとオンライン動画を見るまでのステップが同じとなるため、「とりあえずテレビ」から「とりあえずYouTube」、「とりあえずNetflix」といった視聴スタイルに変わってくる可能性があるかもしれません。

参考:Android TVのホーム画面

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2015年モデルはNetflixボタンも標準搭載
さらには、今年9月に上陸したNetflixのボタンが国内大手テレビメーカーの2015年上位機種のリモコンに標準搭載されています。これまでもオンライン動画サービスとして「アクトビラ」は存在し、一部国内メーカーはアクトビラボタンをリモコンに搭載してきましたが、認知度が低かったのか、消費者を魅了するコンテンツがなかったのか、もしくはVOD方式で都度課金が必要なことが障壁になっていたのか、要因は一概には分かりませんが。。。Netflixが同じ道をたどるのか、テレビの視聴スタイルを変える契機となるかは注目していきたいと思います。

 

今日のまとめです。それではまた!

  • モバイルではオンライン動画視聴は定着したが、自宅ではテレビの「ながら見」が定着。
  • テレビはワンタッチで視聴可能という物理的なアドバンテージも大きい。
  • しかし、ソニーは上位機種にAndroid TV搭載で「とりあえずテレビ」の流れが変わる可能性。
  • Netflixボタンも上位機種に標準搭載されており、今後のテレビの視聴スタイルの変化に要注目。