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今後の国内動画市場まとめ Vol.5~優良なコンテンツとは?

皆様、こんにちは!UUUMの渡辺です。
先週お話しした通り、動画領域でも様々なプラットフォームが立ち上がりつつあり、優良なコンテンツが事業機会を享受できる土壌が整ってきたのではないかと思います。

 

動画プラットフォームにとってもまず欲しいのは優良なコンテンツ
一般的にコンテンツとプロダクトの性能の2つがサービスのクオリティを決めるとするならば、動画プラットフォームにおいてはコンテンツがまずは重要なのではないかと思います。そもそも動画は余暇時間を満たすエンターテイメントですのですし、日本ではテレビやYouTubeを見るということが習慣づいている中で、「ここでしか見られない○○が見られる」とか「○○が1週間早く見られる」とか「○○がここでは特別に見放題」といったことが最初の差別化要因になるのではないでしょうか?日本に進出したNetflixがオリジナルコンテンツ作りに大胆な投資を行っているのもこうした背景があると思われます。

そして次の段階としてプロダクトのクオリティが重要で、洗練されたUIやレコメンド機能等などがユーザーの定着につながっていくのではないかと思います。アメリカのNetflixの視聴は70%がレコメンドからの視聴と言われており、そのサービスを使うことを習慣づけていくことが、他社サービスへのスイッチングコストに上げることにつながっていきます。

 

 

では優良なコンテンツとは何でしょうか?
では話を戻して、そもそも優良なコンテンツとはどんなコンテンツなのでしょうか?
優良なコンテンツを「視聴される回数が多い動画」と定義づけた場合、大きく2つのポイントに分けられると考えています。1つは「コンテンツ自体の面白さ」、2つ目は「IP力」です。まず、コンテンツ自体が面白いかどうかは当然重要であり、ちょっとしたハプニング動画や感動動画はネット上で話題になり、多くの視聴回数を稼ぐことが良くあります。また、テレビ番組がネット上でたくさん見られるかというとそうでもなく、「TVer」は分かりませんが、各局が展開してきた見逃し視聴は月間で数百万再生にとどまっています。オンラインでは、選択肢が限られたテレビの業界とは違い、無数になる選択肢の中から視聴されなければならないため、ユーザーのニーズにマッチしているかは非常に重要で、ユーザーの興味関心に合っているか、とか、ユーザーはどのくらいの時間を潰すために見るのか、とか、ユーザーは癒されたいのか、情報を得たいのか、とか、コンテンツの専門家ではないのであまり深入りはしませんが、ユーザーのニーズを満たしているかは大きなポイントです。

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ゲーム同様に動画でも「IP力」は重要

2つ目の「IP力」というのは、言い換えれば「どれだけファンを抱えているか」ということです。どれだけクオリティの高い動画を作ったとしても、オンライン上ではその良さが気づかれることなく、少ない視聴回数で終わってしまう可能性は十分にあります。もともと動画を確実に見てくれるファンが一定数存在して、コンテンツが面白ければ更に拡散してくれるという応援部隊を持っているかがもう1つの重要なポイントです。ファンを形成するにはもちろんコンテンツ自体のクオリティも大事ですが、1本の動画でファンが形成されることはなく、継続的に動画を上げていくことも必要ですし、動画以外の部分でファンとコミュニケーションを図ることも必要でしょう。実際に弊社に所属するトップYouTuberは、毎日動画を投稿し続けて、YouTubeのコメント欄やSNSを通じてファンとの交流を長い間重ねてきた結果、今の再生回数やチャンネル登録者数に至っています。

 

YouTube内も「勝者がより強くなるアルゴリズム」が存在し「IP力」は重要
ファンの数が重要なのはYouTube内でも同様であり、弊社のYouTuberのトラフィックを見てみると、検索からの流入は少なく、関連動画からの流入が多い状況です。すなわち、いかに関連動画に表示されるかが再生回数を伸ばすポイントであり、関連動画に上がってくるかどうかはチャンネルの総再生時間が1つの大きなファクターになっています。強いチャンネルがより強くなるアルゴリズムなのです。したがって、YouTubeにおいてはSEOのようなテクニックはほとんど機能せず、日々動画を投稿しながら視聴者を地道に増やしていくことこそが再生回数を伸ばす唯一の方法となっています。

 

YouTube外で求められるコンテンツの条件はまだ未知数
ではYouTube外はどうでしょうか?やはりYouTubeの場合は上記のアルゴリズムによって属人的な要素が強いですし、そもそも20歳以下の視聴者が多く、また能動的に見に行くプラットフォームでもあるので、オンラインで動画を見ることが若い世代以外でも一般的になり、受動的に見る視聴スタイルが増えてきた時にどのようなコンテンツが求められるかはまだ未知数です。リスクもありますが、チャンスも大きいですね!

それではまた!(今日は文章ばかりですみません。。。)

 

今日のまとめです。

  • 動画プラットフォームにとってもまず欲しいのは優良なコンテンツ
  • 優良なコンテンツに求められるのは「コンテンツ力」と「IP力」
  • YouTube内も「勝者がより強くなるアルゴリズム」が存在し「IP力」は重要
  • YouTube外で求められるコンテンツの条件はまだ未知数